目が悪くて普段からコンタクトを入れている方も多いでしょう。しかし、コンタクトを入れたままのマツエクの施術はリスクがたくさんあるのです。今回はコンタクトをしたままマツエクをするリスクについて詳しくお伝えしていきます。また、マツエク施術直後のコンタクトについてもまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
コンタクトをつけたままマツエクしてもいい?
結論から言うと、コンタクトをつけたままマツエクの施術を受けるのはとても危険です。多くの方がこれまでコンタクトをつけたままマツエクの施術を受けていたと思いますが、実はとてもリスクのある行為だったのです。
なぜ、コンタクトをつけたままマツエクの施術を受けるのは避けた方が良いのでしょうか?
コンタクトをつけたままマツエクするリスク
ここからはコンタクトをつけたままマツエクの施術を受けるリスクについて紹介していきます。
ドライアイがひどくなる
1つ目はドライアイがひどくなることです。コンタクトつけたまま長時間目を閉じていると、目が乾燥しやすくなり、水分が失われてしまいます。
瞳を守るための水分が失われ乾燥することで傷つきやすくなり、不快感につながることもあります。これはソフトレンズでもハードレンズでも同じです。施術が終わったらいつの間にか目が充血していたということもあり得るので、注意しましょう。
また、目が乾燥して水分がなくなるとコンタクトレンズが眼球に張り付く恐れもあります。瞳に水分があることでコンタクトの出し入れが簡単にできるようになっています。しかし、乾燥して水分がなくなるとレンズがそのまま眼球に張り付いてしまいます。
眼球にレンズが張り付いた際に無理矢理外そうとすると、角膜を傷つける危険性があるので十分な注意が必要になります。張り付いたレンズを外す際は、もう一度目を閉じて目の中に涙をためるようにすると外れやすくなるので、焦らないことが大切です。
目への負担が大きい
コンタクトを入れたままマツエクの施術を受けるのは、目への負担が大きいです。上記でもお伝えしたように乾燥しやすくなりますし、充血やまぶたの裏側に刺激が加わる場合もあります。
また、ハードレンズの場合は施術中にずれてしまう可能性があり、まぶたに少し負担がかかるだけで傷が入ってしまう危険性があります。
レンズが溶ける可能性がある
万が一目の中にマツエクの接着剤であるグルーが入ってしまった場合、レンズに触れて溶ける可能性があります。コンタクトレンズが目の中で溶けるので、とても危険な状態になります。
グルーが直接レンズに触れていなくても、グルーの成分でレンズが変形する恐れもあるので、とても危険なのです。もちろんグルーが目の中に入るのはあってはならない話ですし、そうならないようにスタッフも気をつけて施術をしています。
ただし、万が一のことも考えるとやはりコンタクトをつけたままマツエクの施術を受けるのは避けた方が良いでしょう。
白化現象の可能性も
コンタクトをつけたままマツエクの施術を受けると、白化現象が起きる可能性もあります。人は乾燥すると自動的に涙を分泌して、目の中の水分を保とうとします。
マツエク後は瞳が乾燥しているので、何度もまばたきをしたり、しばらく目を閉じて涙をためることもあるでしょう。しかし、涙の分泌量が多いとまぶたから溢れ出して、グルーに付着する可能性があります。
涙がグルーに付着することで、白化現象が起きることに…。白化現象とはグルーが白く濁ってしまうことです。グルーは一度白くなると黒には戻らないので、外して再度付け直す必要があります。二度手間になるので、スタッフにとっても、自分にとっても負担に感じるでしょう。
カラーコンタクトもNG
ちなみに、カラーコンタクトもNGです。今やメイクの1つとしてカラーコンタクトを入れている方も多いですが、施術を受ける際はなるべく外しておきましょう。
カラコンはソフトレンズよりも厚みがあり、酸素透過率が低いと言われています。酸素透過率が低いということは、瞳が乾燥しやすいことにつながります。
より目に負担がかかって、充血や痛みにつながる場合もあるので注意しなければいけません。
コンタクトをつけたままのマツエクにはメリットもある
コンタクトをつけたままの施術にはデメリットがたくさんありますが、実はメリットもあります。それはコンタクトをつけたまま施術を受けることで、揮発成分から目を守ってくれることです。
グルーが硬化するときに揮発成分が発生するのですが、それが目に入ると痛みや充血を引き起こす場合があります。マツエクの施術を受ける際に、「目がしみる」という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
目がしみるのはおそらくグルーの揮発成分が原因と考えられます。しかし、レンズをつけたまま施術することで黒目をカバーしてくれるので、痛みや充血が起きにくくなります。
とはいえ、メリット以上にデメリットがあるので、やはりコンタクトをつけたままの施術は避けた方が良いでしょう。
マツエク直後のコンタクトは大丈夫?
マツエクの施術直後にコンタクトをつけている方も多いでしょう。施術直後のコンタクトは、マツエクが取れやすくなるので注意が必要です。
マツエクで使用されるグルーには低刺激でゆっくり固まるものや速乾性があるものなど、いろいろな種類があります。基本的には速乾性のあるグルーを使用しているサロンが多いのですが、それでも完全に乾くまでは数時間かかります。
グルーが完全に乾く前にコンタクトをつけると水分とグルーが混ざって、取りやすくなってしまいます。
グルーが完全に乾いたら大丈夫
施術直後のコンタクトですが、グルーが完全に乾いたらつけても大丈夫です。グルーが完全に乾くまでの時間は、スタッフに聞くことが大切。
基本的には「〇時間は水分がつかないように気をつけてください」と言ってくれますが、何も言われなかった場合は自分から聞いてみましょう。
使用しているグルーの種類によって完全に乾くまでの時間を間違うので、自分で判断するのではなくスタッフにしっかり聞くことが大切です。
まとめ
今回はコンタクトをつけたままマツエクを受ける際のリスクについて紹介しました。何気なくコンタクトをつけたまま施術を受けていた方も多いのではないでしょうか?
コンタクトをつけたままの施術は目に相当な負担がかかりますし、万が一のトラブルで角膜や瞳が傷つく場合も考えられます。施術の際はコンタクトを外して、マツエクを付けてもらうことをおすすめします。