お客様から多い質問の一つが、「まつげエクステって、どれくらいもちますか?」というものです。
まつげエクステが取れてしまう理由に、まつげの生え替わり(毛周期)によるものや、装着状態の問題、装着後のホームケアの問題など様々な原因があるので、「○日くらいです。」と具体的に答える事は、実はとっても難しいのです。
ここでは、『なぜ答えることが難しいのか』ということと、なるべくまつげエクステのモチを良くするために、まつげエクステを付けるときの注意点からご自宅での扱い方までをご説明させて頂きます。
まつ毛エクステ装着前に
地まつげの状態
マツエクは地まつ毛が太くしっかりしているほどモチは良くなってきます。しっかりした土台があることで、その上に付くマツエクがしっかりと安定します。
アイメイクで、ビューラーやマスカラをしっかりされる方ほど、地まつ毛は細く切れやすくなってしまったり、また、乾燥しやすい状態になります。
普段から、アイメイクは優しくメイクオフすることと、まつげ用美容液などでしっかりとケアしておくことがオススメです。
また、まつ毛パーマをした後3か月は、マツエクの装着は控えた方が良いです。
まつ毛パーマはまつ毛が折れていることも多く、また、癖が残っているとまつ毛とマツエクの接着面が取れずにすぐに外れたり、数日後に向きがバラバラになってしまうこともあります。
まつエクサロンの選定
まつ毛エクステを付けようと思った時にWEBサイトやホットペッパービューティーなどの予約サイトを見る方も多いかと思います。
サロンの特徴も様々です。価格差もあると思いますので、何を基準に選んだら良いのか悩むと思いますが、しっかりとカウンセリングを行っている店舗がオススメです。
まつ毛の状態はそれぞれ違うので、まつ毛の状態を見極めて施術を行ってくれるサロンが良いですが、そういったサロンはまつ毛エクステの種類も豊富あり、モチが良いものを提案してくれることでしょう。
ブログや、お客様の口コミなども参考になると思います。
まつエク装着の前日夜から当日は、油分の多いスキンケアは避ける
マツエクを接着していく時に使用されるマツエク用接着剤(グルー)は、油分に弱いものになっています。地まつ毛に必要以上の油分があると、付けた後にすぐに外れてしまう原因にもなりますので、油分の多いスキンケアは避けた方が良いです。
まつエク装着当日は、ビューラーも含め、アイメイクはしない
サロンに行く当日は、朝からアイメイクはしないことがベストです。ビューラーはまつ毛に癖がついてしまい、まつ毛とマツエクの接着面が取れなくなって、外れやすくなったりします。
マスカラやアイライナー、アイシャドウなども接着する部分に付いてしまうと、すぐに外れる原因になりますのでしないようにしましょう。
もし、アイメイクをしてしまっている場合は、サロンでアイメイクオフを行ってから、施術するようにしましょう。
まつエクサロンにて
まつエクの選定
例えば、硬いマツエクを付けたり、短い地まつ毛に長いマツエクを付けたり、細い地まつ毛に太いマツエクを付けたり、カールの強いマツエクを付けたりすると、すぐに外れる原因になります。
付けていく本数によって、モチも変わっていきます。例えば、少なめ(両目で100本程度)なのか、多め(両目で140本以上)なのかでも、時間経過での差は出てきます。毎日5本程度はまつ毛は自然に抜けていく事を考えると、多目に付けておけばきれいな状態がキープしやすくなります。
デザインや、イメージ、どれくらいきれいな状態をキープしたいのかなどとすり合わせ、納得できるエクステを選びましょう。
マツエクにも種類があり、地まつ毛1本に1本ずつ付ける『シングルエクステ』と、地まつ毛1本に複数本束にして付けていく『ボリュームラッシュ』がありますが、当サロンでは、ボリュームラッシュの人気があります。
ボリュームラッシュで使う極細の毛は、軽くて柔らかいのでモチがよいです。また、シングルエクステは太い地まつ毛くらいの細さの0.1mmのものもモチが良く人気があります。
アイシャンプーやトリートメント、コーティングなどのサロンケアメニュー
アイシャンプーとは?
普段、まつ毛やその根元の汚れに集中して洗顔している方は、そんなに多くないと思います。
意識している方も、まつ毛の毛穴洗浄まではできていない方がほとんどかと思います。
サロンで行うアイシャンプーなどのケアメニューは『リッドハイジーン』と言って、眼科医もオススメするようなもので、今、注目の目元ケアです。
専用のシャンプー剤を用いて、普段落としきれない汚れを取ることができるので汚れによるマツエクの脱落を防いだり、目元を清潔に出来るので眼病の予防もできます。
また、毛穴洗浄をすることで、次に生えてくるまつ毛の成長を妨げる事もなくなるので、良い地まつ毛が生えやすくなったりします。
トリートメントとは?
地まつ毛に栄養をしっかり与えることで、傷んだ地まつ毛がしっかりしてくれるようになります。地まつ毛はマツエクの土台になりますので、まつ毛がしっかりする=マツエクのモチが良くなります。
コーティングとは?
マツエクを付けた後に、油分や水分からエクステを守り、きれいな状態を保持するためにコーティングが使われることがあります。
モチが良くなるのでおススメするサロンも多いですが、その反面、コーティングしたことによるゴワゴワ感や、コーティング剤が付くことでの重さになり、地まつ毛への負担になることもあります。
施術中の注意点
マツエク装着時は、長時間、目を閉じた状態になります。眠ってしまっても構いません。逆に覚醒していると、目元が動くこともあり、マツエクの装着がしにくくなり、接着面がきちんと取れないことで外れやすくなることもあります。
また、マツエクのグルーは、速乾性があるために揮発成分も入っており、その揮発性成分が目に入ると沁みて涙が出ることがあります。
沁みる感じがしたら、その時は、遠慮せずすぐにその旨を目を閉じたまま伝えてください。
グルーがしっかり乾いていない状態で濡れてしまうと、マツエクが取れやすくなったり、目が充血してしまいます。
施術後の注意点(アフターカウンセリング)
しっかりマツエクが付いた施術後は、マツエクのモチを良くするためにアフターカウンセリングにてホームケアなどの説明などがありますので、しっかりアドバイスを受けましょう。
ホームケアについて
施術後5~6時間は濡らさないこと
マツエクのグルーは完全に硬化するまでに24時間くらいかかると言われています。最初の5~6時間は、洗顔・入浴などで濡らさないように気を付けてください。
その間に濡らしてしまうと、マツエクがすぐに取れてしまう原因になったり、目が沁みたり、白化といって白く粉をふいたような状態になることもあります。
オイル分を避けること
マツエクのグルーは、油分にもとっても弱いです。特にメイククレンジングなどでオイルクレンジングや、クリーム、ミルクのタイプには油分の含まれたものも多いので、ジェルタイプやウォーターベースのものに変えましょう。
スキンケアでの油分や、アイメイクの油分にも気を付けてください。アイメイクは、マツエク専用のものがオススメです。
また、手には皮脂という脂分が付いておりますので、不用意に触らないこともモチを良くするために気を付けてください。
正しい方法でしっかり汚れを落とすこと
ジェルやウォーターベースのクレンジング剤で、アイメイクなどをなじませて、特に目元は優しく上から下(根元から毛先)に向かって汚れを浮かして落としましょう。メイク残りが蓄積されると不衛生になり、目の病気を引き起こしやすくなったり、毛穴が詰まってしまうと次に生えてくる毛も良いまつ毛が生えにくくなってしまいます。毎日5本くらいは地まつ毛は抜けて生え変わっていますので、それと共にマツエクも取れていくのは自然な事です。スムーズに生え変わりのサイクルが行われるように、クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落としてあげましょう。
こちらで詳しく⇒プロが教える!まつエク中の正しいクレンジング方法
洗顔後に、まつげ美容液でまつげに栄養を与え、ブラッシングを行う
洗顔後の清浄な時に、まつ毛美容液を使って下さい。浸透が良くなりますので、まつ毛の成長を効果的に促すことが出来ます。その後は、マツエク専用のブラシで、中間~毛先に向かってしっかりブラッシングをしましょう。
まとめ
まつげエクステ装着前から、装着後のホームケアに至るまで、取り扱いをしっかりしてあげることで、まつげエクステのもちがいいと感じる事でしょう。
このようにきれいな状態を長持ちさせてあげるためにも、装着後のホームケアが一番大切になりますので、サロンでは具体的に「○日持ちます」と言えないということもご理解頂けましたでしょうか。
「しっかりした地まつげを維持していくこと」「なるべく多くまつエクを装着しておくこと」「ホームケアをしっかり行うこと」に気をつけて、きれいをキープしてくださいね。