クルッとした上向きまつげに誰もが憧れるものです。下向きまつ毛の人は、ビューラーで上げたり、カールマスカラで上げたり、朝のアイメイクに時間も手間もかかるでしょう。
しかし、せっかく朝の時間を費やしてまつ毛を上げたにも関わらず、夕方には元に戻っていたなんてことありませんか?そんな悩みを持つ人が上向きまつげキープを目指せる方法として、マツエクが挙げられます。
マツエクと言っても、好きなエクステを付ければ良いということではありません。
下向きまつ毛は、エクステなどによってグッと上に押し上げる必要があります。とはいえ、エクステを選ぶ時は、長さが重要になるのか、カールが重要になるのかなど不明点があると思います。
そこで、この記事では、「マツエクで下向きまつ毛にみせない方法」などを解説します。
日本人には下向きまつ毛が多い
まず、日本人と欧米人のまつ毛の角度を比較してみましょう。
日本人の平均:81度
欧米人の平均:102度
90度が生え際からまっすぐ前方に伸びるとすると、日本人のまつ毛は生え際よりも下がっているのに対して、欧米人は生え際から上がっているのが分かります。
日本人のまつ毛は「すだれまつ毛」と呼ばれ、実際に日本人の約8割が下向きまつ毛である「すだれまつ毛」です。
マスカラやビューラーでまつ毛を上向きにすることは可能です。しかし、まつ毛は湿気の影響を受けやすく、湿度の高い場所に行ったり、スポーツをして汗をかいたりすると、元の下向きまつげに戻ります。
そんな悩みを解決できるのがマツエクと言えるでしょう。
マツエクで下向きまつ毛をもち上げる方法とは
日本人の多くが下向きまつ毛という事実が分かりました。
下向きまつ毛の悩みを解決するために「マツエクをしたい」と思った人もいるのではないでしょうか?マツエクで下向きまつ毛にみせない方法は3つあります。重要となるポイントを抑えてエクステをオーダーしましょう。
下向きまつげの方は強めのカールを選ぼう
マツエクのカールは、一般的にJカール・Cカール・SCカール・Dカールの4種類があります。Jカールはカールが一番弱く、Dカールはカールが一番強いです。
下向きまつ毛に悩む人には、JカールやCカールは向いていません。なぜなら、カールの角度が小さいためエクステが目にかかり影を作るからです。
SCカールのようにカールの角度が大きいエクステを選ぶと、下を向いた自まつ毛をしっかり持ち上げることができます。
ただし、下向きまつげにカールの強いエクステを付ける場合は、毛先までグルーを付けることができません。毛先まで接着すると、エクステの毛先が下がる可能性があるからです。その結果、通常のマツエクよりもモチが悪くなります。
強いカールのエクステを根元だけに付ける
これは、強いカールのエクステを、あえてまつ毛の根元だけに付けるという方法です。
これにより、まつ毛が根元から持ち上がり、自まつ毛が上向きに生えているように見せることができます。
ただし、この方法も、根元だけグルーを付けるためマツエクのモチが悪いです。エクステが1週間程度で外れる可能性があるため、頻繁にリペアを行う必要があり、コストがかさみます。
アップ系技術で上向きにする
こちらは、まつ毛の状態を何らかの方法で一度上向きに変えた後に、エクステを付ける方法です。
「リフトアップラッシュ」や、「アップワードラッシュ」などがそれにあたります。
特殊技術になるために時間や料金がかかりますが、自然にパッチリみえることと、無理にカールの強いものを付けなくてよくなるので、マツエクのモチもよくなります。また、薬剤なども使用しないので、比較的地まつ毛を傷めにくい方法なので、おススメです。
まつげパーマ&エクステンションが確実
自まつ毛が下がっている人は、マツエクだけ施しても上向きカールを上手く作れない場合があります。失敗を最小限にとどめられる方法が、まつ毛パーマとエクステンションのあわせ技です。
あわせ技では、まつ毛パーマで下がったまつ毛を根元からしっかり上げてから、エクステを付けます。まつげパーマの段階を踏むことで、希望のデザインに近い仕上がりにできるでしょう。
今サロンで使用されるパーマ液は、昔のパーマ液に比べてダメージが抑えられ、まつ毛への負担が少ないです。とはいえ、まつげパーマとエクステを同時に行うことは、まつ毛に掛かる負担が通常よりも大きいと言えます。そのため、まずはアイリストさんに相談しましょう。
極度の下向きまつげの方は諦めることも大切
下向きまつ毛を上向きまつ毛にするには、エクステのカールやまつげパーマを利用して、半ば強引にまつ毛を根元から押し上げなければなりません。
自まつ毛が下がり気味な人であれば、比較的上向きまつ毛を目指しやすいと言えます。しかし、極端に自まつ毛が下がっている人は、マツエクで上向きまつ毛を目指すのには適していません。
そのような人が、無理をしてエクステで持ち上げようとすると、リペアを頻繁に行わなくてはならず、まつ毛が傷んで抜けた結果、まつ毛がなくなるリスクが高まります。
極度な下向きまつ毛の人は、最悪の結果を招かないために諦めることも大切です。
エクステで上向きまつげにすることを諦めて、ビューラーやまつげパーマなどでまつ毛を持ち上げることをおすすめします。
コツさえ分かれば上向きまつげも夢じゃない?!
ほとんどの日本人は、下向きまつげだということには、驚きと安心感を覚えましたね。多くの人が、下向きまつげに悩み様々な工夫を凝らしているということです。
自まつ毛が下がり気味の人は、カールの強いマツエクを施すことでまつ毛を根元からグッと押し上げることができます。
ただし、エクステのモチが悪いことは承知の上で施術をお願いしましょう。マツエクだけでは上向きまつ毛を作れないという人は、まつげパーマとエクステンションをあわせて行うことで希望のデザインに近い仕上がりになります。
一方で、極端に自まつ毛が下を向いている人は、リペアを頻繁に行う必要があり自まつ毛に大きな負担がかかるため、まつ毛が抜け落ちる恐れがあります。そのため、時にマツエクを諦めることも大切です。
自分のまつ毛がマツエクで持ち上がるのか、パーマが必要なのかなど、まずはアイリストさんに相談してみましょう。